株式会社ジーダット

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ExpertLCD
3DLCD シミュレータ

ExpertLCD

ExpertLCDは、完全な物理ベースのシミュレーション環境をご提供します。液晶のダイナミクスと光学特性のみならず、液晶ディスプレイの電気特性までも評価することができます。TN, IPS, FFS, MVA, ASV, PVA, OCBといった実際の液晶モードをExpertLCDで解析し、モデル化できます。LinkGlobal21社では、この十年間にわたり、立体モデリング、メッシュ生成や、電磁気、光学、TFT、回路、表示イメージ解析などのシミュレータを開発、エンハンスしてきました。最近では、BM付近の光漏れ解析のためのフル電磁気ソルバ、OCBのためのテンソルソルバ、マルチイメージ解析のためのフルスクリーンシミュレーション、実際のLCD製造工程を模した構造エミュレータなどの新開地に挑戦しつづけています。ExpertLCDは常にお客様の要望を迅速にかなえることに挑戦しています。

新機能 ~Enhancement~

マルチコア並列処理

Parallel processing speed

一般的に大規模な3Dシミュレーションには時間がかかります。
TV用では画素サイズが大きくなり、計算時間が1日を超えることもあります。
ExpertLCDは計算時間短縮のため並列処理をサポートしており、実装されているコアを任意に指定してリニアに計算時間を削減できます。

ミックスモード (TFT+液晶)

Pixel

最近のハイエンド製品では、480Hzを超える高速駆動が使われています。 回路マージンが厳しいため深刻な問題が発生しやすくなっており、液晶の挙動がTFTに与える影響が重要になってきています。
ExpertLCDは、TFT特性を考慮しながら液晶の挙動を計算するミックスモードを備えています。

PSA液晶 (Polymer Sustained Alignment)

PSA液晶

一般にVAモード液晶の弱点として、応答特性と高視角からの色シフトの問題があり、さまざまな解決策がとられています。
その一つが、液晶中にモノマーを入れて紫外線を当てて硬化状態を作り、ラビング生成する方法です。
ExpertLCDはPSAモデルを提供しており、最高の信頼性のための最適な条件をご提案します。

特長 ~Feature~

マスクエディター

マスクエディター

ExpertLCDは、画素構造の設計や改版をお手伝いします。マスクエディターではGDSIIフォーマットの入出力が可能です。 ユーザフレンドリなさまざまな編集機能が装備されています。 さらに、各図形に電極名を定義したり、ローカルなラビング角の指定が可能です。

3次元構造ジェネレーター

3次元構造ジェネレーター

3次元の複雑な立体モデルを2次元のレイアウト情報から生成できます。 画素の実構造は、電気的、光学的特性を向上させるため、ますます複雑になってきており、特にさまざまな形状の画素電極とテーパー構造が実装されつつあります。ExpertLCDは、LCDの製造手順に従った構造エミュレータを備えています。 直感的で使い勝手の良いインタフェースをサポートしています。3次元構造ジェネレータでは、CF側とTFT側の2つの構造を生成したあとで液晶領域を定義することができ、 セルギャップの量を明確に定義できます。このジェネレーターにより、より厳密な3次元構造の生成をお手伝いします。

メッシュジェネレーター

メッシュジェネレーター

ExpertLCDは3次元メッシュジェネレータを備えています。高精度な計算のための適応メッシュ機能により、 物理量の変化が急峻な領域を見つけ、メッシュを最適に精細化します。また、厚みのあるガラスは、 必要な最小限度のグリッド個数でメッシュ切りされます。 ディスクリネーションを効率よく解析するためのメッシュコントロール機能もサポートされています。

液晶シミュレーション

液晶シミュレーション

ExpertLCDは、よく知られているTN, MVA, PVA, ASV, FFS, OCBなどのモードをすべてサポートしています。 液晶計算機能は、画素の複雑な構造を考慮できる有限要素法に基づいて、液晶の3次元の挙動を予測します。 ベクター表現、テンソル表現、アンカリングモデルが、液晶の挙動を計算するために実装されています。
特にテンソル表現ソルバは、いくつかの液晶モードのディスクリネーション線や、πセルのベンド遷移を計算でき、高精度な結果が実用的な計算時間で得られます。

光学シミュレーション

光学シミュレーション

ExpertLCDの光学ソルバはBerremanの4x4、Jonesの2x2マトリックスソルバに基づいています。 光学テクスチャー、等高線図、色度図、ポアンカレ球、リタデーション距離が出力できます。 透過率(輝度)解析、視野角解析、カラー解析が可能です。画素内のBMとメタル線の間からの光線漏れも計算されます。 また、ディスコティックフィルムのような複雑なフィルムの設計も可能です。 さらに、2次元のフル電磁ソルバーが、BM領域付近での反射と回折によって引き起こされる光線漏れの正確な解析をお手伝いします。

TFTアナライザ

TFTアナライザ

TFTアナライザは、LCDのTFTモデルを用いて、IV、CVテーブルを計算します。 TFTアナライザはアモルファスシリコンモデルをサポートしています。 ポリシリコンモデルも開発中です。 さらに、お客様のモデルをExpertLCD上で定義することも可能です。

画素内容量抽出 (Cap3DFEM)

画素内容量抽出

Cap3DFEMは画素内の電極の寄生容量と抵抗を計算します。さらに液晶の異方性誘電率を持つ画素の、 電圧依存の容量値も計算します。 抵抗抽出の結果を電極の導電率に反映させることもできます。 LCDパネルの遅延特性が容量、抵抗と共に抽出されます。

パネルシミュレーション

パネルシミュレーション

液晶の挙動解析のための、ビルトインモデルが回路シミュレータに実装されています。 このモデルは、TFT、寄生容量、抵抗を含み、画素電極と近傍間の電気的な相互作用を印加電位毎に考慮します。 ソース線、ゲート線、画素電極、コモン電極の信号が時間変化毎に計算されます。 そして、電気的な相互作用によって発生するクロストーク、フリッカ、ぶれ効果を明らかにできます。 イメージ品質シミュレーションは、ぶれ効果やフリッカ効果解析のための、マルチイメージ入力をサポートしています。

解析適用例 ~Application~

ダイナミック容量

Transmittance vs. Time at Cst/Clc

LCDでは液晶層容量に対する蓄積容量の比により画素電圧が変化します。これは応答速度などの電気・光学的特性に影響を及ぼします。
設計者は通常、LCDの製造前に材料の最適値を見つけなければなりません。ソリューションの一つとして、 テストセルを試作して応答速度を実測する方法がありますが、これらのテストセルの特性は実パネルでは変わってしまうことがあります。 ExpertLCDは、実パネルの製造前にLCDの特性を予測するための、ダイナミック容量シミュレーションを備えています。
この機能はデザインサイクルとミスの削減に役立ちます。

ディスクリ線解析

ディスクリ線解析

ディスクリネーションはパネルの品質を悪化させるため、画素設計時の予測が重要です。 ExpertLCDは、ディスクリ線がどこにどのような形状で発生するかを予測できるよう支援します。 これらの結果により、画素の高輝度化に向けて画素設計を改善できます。

光線漏れ解析

光線漏れ解析

LCDにおける光線漏れはコントラスト特性を悪化させます。ExpertLCDの光学ソルバは、予測ができない領域における光線漏れの位置を計算できます。 BMとソース線間における光線漏れは深刻ですが、このシミュレーション結果で、解析とBM位置の決定を支援します。

システム要求

Hardware:WindowsPC
OS:Windows 7( 32bit, 64bit), Windows 8( 32bit, 64bit), Windows 8.1( 32bit, 64bit)
CPU:3.0GHz以上 4コア以上推奨
Memory:2GB以上 6GB以上推奨