株式会社ジーダット
パワーデバイスの高速/高精度電源解析
PowerVolt
PowerVoltでパワーデバイスの高速/高精度電源解析を実現
LVSの実行や他のRC抽出ツール等は必要とせず、レイアウトからデバイスやネットを抽出して実行可能
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- DC/DC Sweep解析(電流/電圧/抵抗計算)
- 抵抗分布解析
- 過渡解析 (電流/電圧計算)
- 電熱 (Electrothermal) 解析
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■DC/DC Sweep解析
PowerVoltは、高速/高精度のフィールドソルバを内蔵し、パワーデバイスの全体レイアウトを対象に、オン抵抗、電圧降下、電流密度、電力密度を計算して、その結果を判りやすくカラーマップで表示します。
LVSやLPE等の処理を必要としないため、設計の初期段階から最終フェーズまでの任意の時点で、解析を実行できます。
対話的に簡単な操作により、レイアウト上の各種課題を抽出することで、設計期間の大幅な短縮と品質の向上が可能となります。
DC Sweep解析では、シミュレーション結果をSpiceChartで波形確認が可能となります。
特長
- 電気的特性計算 – オン抵抗、VOH, VOL (出力電圧)、IOH, IOL (出力電流)
- 電流パスのボトルネック検出
- 高速/高精度の抵抗、電圧、電流密度、電力密度計算とカラーマップによる分布表示
- デバイス/ネット抽出、寄生抵抗抽出、シミュレーション、グラフィックス表示の全ての機能をオールインワン
- 柔軟なシミュレーションモデル (計算式、SPICEモデル/サブサーキット (内蔵シミュレータ使用)、I-Vテーブル)
- 高精度な電流密度計算によるエレクトロマイグレーションの検証
■ 抵抗分布解析
PowerVoltの抵抗分布解析は、配線のレイアウトデータさえあれば、設計のどの段階でも使用可能で、非常に有効に活用いただける機能です。ボンディングパッドなど指定した位置から、対象ネット中の全てのポイントとの間の抵抗値の分布を一望できます。抵抗分布を、数値とカラーマップのグラデーションで判断できるため、色の極端な変化や不連続な色の配置などから、容易に問題を検出することできます。抵抗分布解析結果をベースに、分布ビューワ上で2点間の抵抗値検証及び電流メインパスの確認(検証)が可能となります。
特長
- パワーデバイスに限らずアナログやデジタルのP/Gネットや信号線の抵抗分布計算
- 柔軟な使い勝手- 複数の始点指定、抵抗表示/ 抵抗差分表示、表示色のカスタマイズ
- 分布ビューワ上での検証機能(ユーザ指定の2点間抵抗値及び電流メインパスの検証)
■パワーMOS過渡解析
PowerVoltの過渡解析結果表示は、波形ビューワのSpiceChartと連動します。PowerVoltビューワでタイムステップを進めると、SpiceChartの時刻も連動します。過渡解析結果を参照することで、任意の時刻のデバイスの電流分布、ゲートや配線の電圧分布など、デバイスの実動作を容易に把握することができます。
特長
- 任意の時刻の過渡的な電圧、電流密度、電力密度及びその分布
- 部分的な動作遅延、アンバランス動作、不正な動作レベルや変動を観測可能
- ポートの電圧/ 電流波形の計算
- 遅延モデル:計算式、C-V テーブル
■電熱 (Electrothermal) 解析
パワーデバイスは、一般に発熱が大きく、この熱によりデバイスの特性が変動します。この時、パワーデバイス自体及び他の周辺デバイスの特性変化を考慮することが重要です。PowerVoltの電熱解析は、温度の変動と電気的特性の変動を同時に解析するものです。
特長
- 消費電力による発熱計算と温度分布
- 熱平衡状態に対する静的熱解析
■サポートプラットフォーム
Windows/Linux
※詳細はこちらのソフトウェアサポートOS一覧をご参照下さい。