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ごあいさつ
株主の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。2025年3月期上半期の業績をご送付申し上げます。
当中間会計期間における売上高は9億68百万円(前年同期比9.4%増)となり増収となりました。営業利益は固定費が増加したこともあり87百万円(前年同期比1.8%増)となりました。経常利益は、円高による為替差損等の影響により、94百万円(前年同期比30.2%減)となり、中間純利益は、繰延税金資産の取崩し等の影響により65百万円(前年同期比51.2%減)となりました。
当中間会計期間における、当社の主要顧客である半導体等を始めとした電子部品業界は、スマートフォンやパソコン向けのオンデバイスAI期待はまだ道半ばですが、前年度に底打ちした状況からは各社の在庫調整も進み、緩やかに回復の兆しが見えてきております。また、EV化の減速感は否めないもののパワー半導体の需要は底堅く、各社の設計設備、生産設備への投資は盛んであります。
このような状況の中、当社は産官学との協力関係を深めアナログ半導体向け設計環境の効率化を追求し続けており、主力製品であるSX-MeisterのアナログLSIの設計自動化に向けたACC(Analog Chip Complier)の機能拡張版およびパワー半導体の設計分野に向けたツールの機能拡張版をリリースするなど製品の競争力を強化するとともに、開発部門の人員増強や最先端プロセス対応に向けた開発組織に変更するなど開発力の強化に努めております。さらにはプライベートセミナーを開催し、AI活用による新たなソリューションを紹介するなどの活動も行っております。また、2024年7月にはTSMCのOIP(Open Innovation Platform) EDA Allianceに加入しました。この加入により、当社の主力製品であるSX-Meisterを使用してアナログやイメージセンサー、メモリ等の設計効率をさらに向上させ、TSMCの最先端プロセス技術でお客様のイノベーションを加速していくことになります。国内の販売促進活動においては、仏XYALIS社、同じく仏POLLEN社と国内販売代理店契約を締結、競争力のある代理店製品を拡充し、それらを活用した営業活動を積極的に展開しております。デバイス設計受託サービスにおいては、顧客開拓活動を積極的に実施した結果、売上は順調に推移しました。
下半期におきましても、主力製品の更なる機能強化と販売促進の強化に努め、また、上半期に新規で契約した販売代理店の製品販売を加速するなどして更なる拡販を目指し、年間計画達成を目標に活動してまいります。
株主の皆様におかれましては引き続き、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
2024年11月