ごあいさつ
株主の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
当第2四半期累計期間における売上高は、前年同四半期比1.1%減の9億6百万円となりました。営業利益は90百万円(前年同四半期比21.5%増)、経常利益は、助成金収入を計上した一方で投資事業組合運用損等を計上したことにより98百万円(前年同四半期比36.1%増)となりました。大型商談に伴う支払い済みの外国税88百万円を一括計上し、法人税調整額55百万円を控除した結果、四半期純利益は21百万円(前年同四半期比55.7%減)となりました。
当社の主要顧客である電子部品業界は、半導体部品等の世界的な供給不足が継続中であり、特に製造分野への設備投資が盛んに実施されております。一方、当社の顧客が多数存在する設計分野においては、設計品種は拡大傾向に入りつつあるものの、設備投資に関しては未だ立ち上がりが遅れており、好況の波が押し寄せるまでには一定の時間を要するものと見ており、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況の中当社は、EDA製品の研究開発に注力し、当社の主力製品であるSX-Meisterに新たな自動化オプションとしてACC(Analog Chip Compiler) Block Placer/Block Routerを6月にリリースしました。販売促進活動においては、引き続きコロナ禍における外出制限が施行される中、主にWebを活用した情報発信や営業活動を行いました。デバイス設計受託分野では、顧客層の拡大活動を継続しました。また海外市場においては、前事業年度から粘り強く慎重に進めておりました大型商談を、無事クロージングすることができました。
当下半期におきましても、引き続き主力製品の機能強化と情報発信活動の活性化を行ってまいります。上半期にリモートが主体であった営業、販売促進活動は対面での活動も再開し、また、新規代理店販売製品の発掘、開発、販促活動も積極的に進めてま いります。
株主の皆様におかれましては引き続き、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
2021年11月